先生であることから逃れられない自分と脱走するクレステッドゲッコー
フルタイムでの労働を辞めて1ヵ月、体調も落ち着いてきた。
半年かけてようやくCRPの値も正常値になったし、意味不明なめまい、下痢腹痛もなりを潜めてきた。
労働がいかに人体にとって有害であるかを改めて実感している。
もう先生と呼ばれる仕事なんてやりたくない。
そもそも仕事なんてしたくない。でもお金がないと生きていけないからindeedを眺めながらため息ばかりついている。
しかし何の因果かここ1ヵ月は”先生”としての仕事ばかりしている。
そう───数千もの学園から構成される巨大学園都市”キヴォトス”で────────
買い換えたiPhone13のスペックを持て余してたから始めたブルーアーカイブなんだけど
いやー面白いわこれ。現在エデン条約編2章まで読んだけど、マジで面白い。
よくある美少女×ミリタリーものではあるけど、ドルフロやGUNSLINGER GIRLの様に重厚な世界観で繰り広げられるドラマが…という訳ではない。
そもそも上記の画像のように、この頭上にヘイロー(天使の輪のようなもの)が浮かんでいるキヴォトスの生徒は基本的にめちゃくちゃ頑丈だ。
開始5分のチュートリアルでこれ。
ホローポイント弾を受けても傷がのこる程度で済むのか…
着弾後弾頭が変形し体内に空洞を形成するのがホローポイント弾だが、現実に存在する弾丸の名称を用いてこの描写である。
ちなみに「キヴォトスの外」からやってきた先生は銃弾1発で死にかねないらしい。
そりゃそうだ。とあるシリーズの学園都市より出歩きたくない。
死ぬほど頑丈だから銃火器で撃ち合ってもへーきへーき、というか学園能力バトルものの能力を銃に置き換えたノリというのが正しいかもしれない。
美少女に銃を持たせる理由としてはある意味画期的な発明である。
ゲーム序盤のストーリーで
- なんか強大な権限を有する機関のトップに据えられる主人公
- 初仕事で向かった都市の真ん中で遭難
- 救助された学校はなんか莫大な借金を抱えて武装勢力に襲撃されてる
- なんかアイコンのヒロインが現金輸送車の襲撃や銀行強盗を計画してる
- 手際よく銀行強盗を成功させる仲間たち
…………ギャグ時空だなこれ、まぁ面白いからヨシ!って感じだ。
ただ読み進めていくと普通に面白くねコレ?って感じになっていく。
各所で描かれていた伏線の回収
主人公たちの危機にかつての敵が助けに来る王道ながら熱い展開
銃火器をぶっ放す”生徒”とは異なる、書面上での”大人”同士の戦い
特に「プレイヤーって女の子の後ろで突っ立ってるだけじゃねぇのコレ?」なソシャゲあるあるを言わせない説得力のある描写がきちんとできているのが素晴らしい。
ゲームジャンルとしては「スキル使用のみを手動化したRTS」か。
キャラの強弱もインフレしてないし、コンテンツによっては最適キャラがそれぞれ違ってそこそこ戦略性もあって面白い。
1度クリアすればスタミナ消費で周回したことにするシステムのおかげでプレイ時間が取られないのも嬉しい。
周回ゲーはもう嫌だ、グラ○ル、テメーのことだよ
そして何よりBGMがスゲー良い、やたら曲数が多いがどれも耳に残る。
個人的にはこのSAKURA PUNCHが一番すこ。
とにかく読み物として面白いソシャゲなら、ブルーアーカイブも良いぞ!って話。
あ、ガチャはクソ渋いです。天井まで確保してからじゃないと回さない方が良い。
クレステッドゲッコーの脱走
無職として積んでいたゲームや本を消化する幸福な日々、いつものように「1週間ぶりくらいかな、そろそろ気が向いたから餌でもやるか」とズボラなことこの上ないスタンスで湯を沸かし、餌やりの準備をしていた。
いったいどの口で病院を訪れる飼い主たちに飼育指導をしていたのだろうか。
ふとクレスのケージに目を向けると、いつもの木陰に姿が見えない。
よく見たらケージの扉が閉まりきってない、蝶番の部分に床材が挟まれているみたいだ。
「脱走されたなコレ」
問題はいつ脱走されたか分からない事だ。
まぁクレスなら水分さえあれば2週間くらい平気なのは知っているが、そもそも家の中にいるのかさえ分からない。
何よりケージ内に脱皮した形跡があるのが問題だ。
脱皮直後は大抵の壁を登れるから立体的に家探しする必要がある。
かつてレオパの脱走時も家具の下をひっくり返してそれなりに大変な思いをしたのに、今度は立体的な移動をする壁チョロ系の脱走か…
とりあえず家の中をひっくり返して家探しする。
ハウスダストアレルギーのおかげで呼吸器に大ダメージを受けながら探すが全く見つからない、物音もしない。無理だろコレ。床にいるとは限らないもん。
スポーツ・マックスに墓場に誘い込まれた徐倫とエルメェスもこんな気分だったのだろうか。
『見えない死骸』には……う…上も下も……床も壁も関係ない
………いや、今読んでも意味わからんわ。
「スタンド使えるなら何が良い問題」でいつもならウェザー・リポートと答えるが、
この時ばかりはエアロスミスと答えるだろう。
そんな感じで捜索を続けても無駄みたいなので水入れを各所に用意して音が鳴るようにしたのだが、まぁ何も反応がない。
いっそ死骸が見つかってくれればいいのだが、毎日家具の隙間を調べても埃が積もっているだけだった。
5日程経過して、そろそろどこかで干からびてるのかなぁと考えていた風呂上り、本棚の中にある奇妙なオブジェと目が合った。
なにやってんの?
無事でよかった…しかしどうやって本棚の中途半端な段に入りこんだのか全く想像がつかないがまぁ見つかったからヨシ!
これからはきっちり扉が閉まることを確認しようと心に誓った。
見た目は良いけどメンテナンス性が……って感じ
とにかくペットの餌代の為には働かなきゃならんのだが本当に労働したくない。
キヴォトスの先生みたいに美少女だらけの職場でなら働きたいが…
でもフウカの絆イベントだとまともに食事もとれないくらい働いてるんだよなぁ
ここでトリビアの種を一つ
女の子はツノに髪の毛をひっかけるとすごく色気が出る これってトリビアになりませんか?