ブルアカのイベントストーリーに情緒が破壊される
ブルアカのプレイヤーレベルもようやく57に到達した。
想像以上にこのゲームはやることが無い
ある程度メインの任務を進めるとマジでやることが無くなってくる
キャラクターのレベルが重要な上にプレイヤーレベルがその上限になる仕様上、スタミナ回復アイテムをがぶ飲みしてレベリング…が定石だがそんな回復アイテムも1日ごとの個数制限があるから、日数をかけないとレベル上限すら上がらない。
おかげで毎日回復するリソースで徐々に成長素材をやりくりする作りになってる。
コイツを盆栽に例えたひとは賢い。
ゲームとは?と概念的な問いを投げかけたくなるほど、日数の経過に対してプレイ時間(ゲームプレイへの情熱)は無力である。
そんなブルアカの新イベント
このイベントで登場するNPC(血涙)の宇沢レイサという女生徒がぼくの情緒を破壊してきたのだ。
皆さん!間違いなく!このゲームは学園×青春×物語RPGです!!!!
上記の画像でなんか実在するショットガン見えてるけど…
エデン条約編のメインストーリーは高評価だし、ぼくも4章まで読んで間違いなくこのメインスト―リー面白いんだけどさ、まさか箸休め的な小規模な話でここまで感傷に浸れる話が来るとはこのリハクの目を…(ry
間違いなく青春の話なんだよなコレは
もうネタバレ全開で感想書いてく
新プレイアブルの杏山カズサにストーカー被害を受けていると相談を受ける先生
その相手はかつてスケバンだった頃に突っかかってきた宇沢レイサという女生徒らしい。杏山カズサはその過去を忘れ去りたいし、その頃を引きずってる宇沢レイサをなんとかしてくれという依頼なのだが…
すごくざっくりいうと、この話は厨二病だった自分を否定する高二病の生徒を周囲の友達グループと一緒にカウンセリングする話。
とにかくキャラクター同士の距離感や空気感が行間を読んだコミュニケーションでうまくいったりいかなかったりする未成熟なあの頃を思い出して何とも言えない気分になってた。
あれが青春だったのだろうか…
あとはいきなり既存キャラクターの過去を表すものとして生えてきた宇沢レイサ
この子がマジで重いというか、本当にいい子で感情を破壊してくる子なんだよ…
呼び出して話を聞いてみると、久しぶりにカズサに会えてうれしくてかつての様に絡んでしまったそう(なんか破壊音と銃声が響き渡ってたけど)
カズサ本人はスケバンなんて卒業したと一人上がりを決め込んでしまっている様子
いやぁ…高校生だったのはもう10年以上前になるけど、小学校の時に遊んでいた連中にまたアレやろうぜと誘って「そういうの卒業したから」って言われるあの寂しさには覚えがあるんだよなぁ。
この時点でレイサには同情ともいえないものを感じていたのだが…
一方的にカズサに拒絶されるんだよな、あの頃を引きずってバカみたいと
それに対してレイサの対応がこれですよコレ
いい子過ぎるというか、いじらしすぎない!?
じゃあ自分から消えますって、お前友達いないんじゃないのかよ!
ぼく「レイサ…」先生「レイサ…」マジでこれだった。
正しくプレイヤーの分身だった。
他人との距離感がおかしいレイサ、他人への親愛をショットシェルを通じた暴力でしか表現できないレイサ、拒絶されたらフェードアウトしようとするレイサ
ブルアカ君さぁ…コミュ障の解像度高すぎない?
距離感の詰め方で失敗した経験も、失敗してる奴を外から見てる経験もあるから重いんだよなぁ。
そんなカズサの忘れたい過去を守るために孤軍奮闘するレイサのもとへカズサと現在の居場所であるスイーツ部を連れてくる先生。
ドンパチ共闘(?)した結果として忘れたい黒歴史も自分の過去として受け入れることにしたカズサはレイサを悪友として認める訳になるのだが、このイベントは終始一貫して先生は事情を周辺のキャラに聞くだけでだれも直接説得してないんだよな。
ここまで生徒の気づきを誘導する先生としての役割をしっかり遂行できているのが偉すぎる。本当に生徒の足を舐めるヘンタイと同一人物なのか…?
この年になって思うのは、忘れたい過去だからと言って、それに関わる人間関係まで断捨離してしまうのは本当にもったいないと思う。
就職した、結婚した、子供ができた、人生のステージが変わるなかで疎遠になる友人の数はどうしても増えていく。
利害関係無しで話せる友人がどれだけ貴重なことか。
結局いない歴=年齢の自分は同じステージにとどまり続けてるし、いつまでここにいるんだろう?いつか強い風が吹いてきて3回目でゲームオーバーになるんじゃないのかなんてことばかり考えるようになってきた。
妹は結婚を前提に同棲を始めるとか言ってるし、さらに気軽に話せる相手が減っていくじゃないか、ああ嫌だ。
まずは就職しよう(個人的に労働は資本家に生まれなかったことに対する罰ゲームだと思っているが)
あとはカズサが嫌がっているのに過去イジリを続けるスイーツ団の下りがいじめみたいで不快だったという感想もネットでちらほら見かけるが、友人グループ内のイジリってあんなもんじゃねぇの?心情描写なしでセリフと立ち絵しかないからナツやヨシミとカズサの信頼関係がどこまでのレベルなのか読者は想像するしか無いというのもあるかもしれないが…
あれだけスイーツ部の描写をしているわけだし、あれくらいのイジリは許容できる信頼関係はあると思うんだがなぁ、ただキレそうなカズサの顔を見てなお悪ノリするヨシミは笑った。
あれでそんな感想が出てくるんだから創作ってのは難しいハズだ。
とにかく、地の文なしでここまで思春期の人間関係の機微を表現できるブルアカは素晴らしいゲームだと思います。
だから!!!はやく!!!
レイサちゃんを実装してください!!