カリギュラ2感想 め゛く゛る゛さ゛ん゛か゛世゛界゛を゛ふ゛っ゛壊゛そ゛う゛と゛し゛て゛ま゛す゛!!!
カリギュラ2を先日クリアした。
これは現代ジュブナイルRPGの傑作と言っても過言じゃないだろう、少なくともそう思えるくらい個人的には最高のゲームだった。
あとSwitchって良いハードだな、寝てもプレイできるから腰に優しい。
近況
全く関係ないが、ぼくは一人暮らしを始めて10年近くになる。
この前初めて2か月に渡る電気代の請求に気づかずに契約を解除されてしまった。
何枚も督促状が来ていたらしいが、就職したおかげで悪化した出不精とズボラさによって全てゴミ箱に流れていったようだ。
平日の昼間に作業着を着たオッサンがチャイムを鳴らすものだからなんだろうと思ったが、まさか「オタク5月の電気代滞納してるから解約して電気止めるね」なんて言われるとは…
(多分)6,7月の料金は支払っているのに…
一応コロナのこともあるから今すぐ電気止める訳じゃないけど、すぐにどっかの電力会社と契約してねと言い残してオッサンは去っていった。
すぐに滞納分を支払い、再契約することに成功したが自分の不注意っぷりに流石に落ち込む。
いよいよもってぼくも社会福祉の対象になりかねないのだろうか、しかしそんな公共料金すら払い忘れるダメ人間にも社会は優しかった。
そんなダメ人間への優しさに満ちたRPG「Caligula2」について書こうと思う。
一部ネタバレ注意です、というかネタバレなしだと
「微妙なグラフィックと変な戦闘システムとBGMの出来がいいだけのRPG」
でしかなくなってしまうと思う
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腰痛とカリギュラ2
腰が壊れた(2ヵ月ぶり2度目)
なんとか前回の腰の痛みが少しづつ落ち着いてきた。
MRIを撮ってもらい、問題の部位が判明した翌日の話である。
またやってしまった。
ぼくの住むマンションの無駄オートロック機能のおかげで締め出されてしまい、2メートルの柵を乗り越える羽目になってしまった(4か月ぶり3度目)。
飛び降りた瞬間、当然というか、また腰に激痛が迸ることになる。
なんとか我が家のベッドにたどり着き、神の薬ロキソプロフェンをアルコールで流し込み、その夜を乗り越えようとする。
アルコールに浸った脳みそで、見せられたMRIの腰部の矢状断面を思い出していた。
MRI画像なんて国試勉強でしかまともに見たことのないほぼ素人でも明らかに分かるくらい椎間板が歪んでいる。
見えるレベルで脊髄の圧迫は無さげだが、先生は言う「20代でこの変形はちょっと…」
椎間板だけが年を取っているのか?
プロシュート兄貴に遭遇した覚えはないんだがなぁ
学生時代に(文字通り)机に向き合わず、足を乗っけて無茶な姿勢で過去問を眺めるだけという怠惰な勉強法が原因なのか?
…結局3か月経った今でも朝起きたら腰の調子を確かめる生活は続いている。
今は6月24日に発売されたRPG「カリギュラ2」をやっている
カリギュラオーバードーズ 帰宅部編クリア
— けびんとデカいデカラビア (@dmc4retasuplay2) 2018年6月6日
このゲームほんとすき、最高
社会不適応者たちが世界もヒロインも救わず、自分だけを救うために前に進む姿や、互いに脛に傷のある事を知っている故の絶妙な距離感に癒される。
安易なキャラ萌えを許さない設定や尖った戦闘システムとか好きな要素ばかりだ
数年前に前作の完全版(?)でプレイした時にこんな感想だったなぁ…
とにかく「人に勧められないけど俺は好き」の典型的なゲームだった。
なにせRPGとしてのゲームバランスとか、その世界観のために作りこんだモブたちの好感度システムとか、ゲーム部分があまりにも前衛的過ぎた。
そんなゲームだったから一応期待し過ぎないようにしていた。
ひとまずラストダンジョン付近までプレイして思ったんだけど…
「普通におもしろくない?」
要素だけ書き出してみても
- 相変わらず現実ではダメ人間かつ、脛に傷持つ実年齢高めの仲間たち
- あのAyaseを含めたコンポーサー達の高いクオリティの楽曲
- カウンター一辺倒じゃなくなった戦闘システム周りの調整
- 改善されても怠かったモブ達の好感度システムのさらなる改善
- (前作プレイ想定だが)メインストーリーもしっかり面白くなっている
正直まだクリアしてはいないが、相変わらずの低予算グラフィックくらいしかケチをつけるポイントが見つからない。
これは人に勧められるゲームになりそうで楽しみだ。
これからブラフマン倒しに行くわ、アイツの正体はいったい何なのか。
死なれた初恋の相手になろうとした、女子の裸見たことない倒錯した趣味のオッサンとの関係が非常に気になる。
あと小説版
多分前作プレイしなくてもいいけど、この小説は絶対に読んでおいた方がいい。
ゲーム抜きにしても、劣悪な家庭環境と自身の間の悪さ、運の悪さ、脇の甘さ等色々とどうしようもない流れで狂って曇っていく美少女って…なんというか…
こう…いいですよね。
本当に死にたくなってきていい…
完全に自業自得でダメなオッサンになった今のぼくではまた読めそうにない良い小説です。kindle版なら買えるから、読もう!!!
腰痛とハムスター
腰が壊れた
4月頭、新入社員(こう書くと違和感しかない)の新卒獣医師にどんな態度で接すればいいんだろうなどと考えていた頃。
朝のトイレで座っているときに、ひどい咳をしてまともに歩けないほど腰を痛めてしまった。
これが噂のぎっくり腰か
なんとか這いずるようにベッドに戻る。
人生で最も遠い10メートルだ。
じっとしてても腰が焼ける。
これはマズい。院長達(両親)に連絡して有給を使わせてもらうことにした。
有給を自分の意志で使うのは初めてのことだった。
有給を当日に使える! 素晴らしい!! 最高の会社です!!!
しかし冷静になって考えるとふざけている。
苦労して国家試験に合格して、なんでこんな環境で働いているのか。
どうしようもないので、ベットの上で色々考えるハメになる。
「抱きかかえるとなんかキャンと鳴く、歩き方が変」と連れてこられる犬たち。
レントゲン所見では特に異常は見られない。
NSAIDsの処方とケージレストですっかり良くなったそうだ。きっと神経系の軽い炎症だったのだろう。
ケージレストとは文字通り前後左右にろくに動けないくらいのサイズのケージに閉じ込め、何週間か運動を制限することを指す。
言ってしまえばベッドの上から動けないぼくと大差ない状態を続けることだ。
可愛そうだがしっかりケージレストは続けないと命にかかわるケースすらある。
しかし奴らペットは良い。ベッドから動けなくても衣食住は確保されてる(衣?)。
人間はそうはいかない。腰痛で数週間ベッドから動かない社会人なんて、社会から排斥されるしかない以上、歩ける程度に痛みが引けば、なんとかして働くしかない。
そうして2日間ほとんどをベッドの上で横になって過ごした。
ウマについてはもう色々と書きたくてしゃーないが今回は割愛しよう。
ただ二期の十話は泣いた。ツインターボのアレでボロボロ泣いた。
キタサンブラックのセリフからアレだぞあんなん泣くしかないだろう。
なんとか生活できるようにはなったが、1ヵ月経ってもやっぱりコルセットありきで生活しなきゃならないし、曲げると腰は痛い、歩けば若干足は痺れる、長時間座れない。
……元々やる気なんて無い仕事だったが、今回の腰痛でいよいよ気力はゼロになってしまったような気がする。
ぼくは自分の生活費が欲しいだけなんだ。やりがいなんてどうでもいいんだ。
こんな獣医師は臨床にいちゃいけないだろうに、早くクビにしてくれ親父。
まぁいい、やっぱりシャニマスの話をしよう。
ウマの因子ガチャのせいであんまりコミュを追えていないシャニマスだが、最近の無料ガチャでとあるカードが手に入った。
ストレスに極端に弱いチンチラ等の小動物をアイドルの撮影の小道具に使うことの是非なんて、正直どうでもいいんだ。
ぼくは甜花ちゃんから手渡しで餌をもらいたいだけなんだ。ただ…
この生き物はなんだ?
形や色から考えると、どう見てもサファイアブルーのジャンガリアンハムスターだと思うのだが、明らかにデカい。
多分全長20Cmは超えるであろうハムスターらしき生き物が、甜花ちゃんの足に乗っかっているのだ。
このサイズに至るハムスターはせいぜいクロハラハムスターくらいだろうか
昔はペットとして飼育されていたこともあるらしいが、少なくともぼくは実物を診療したことはおろか見たこともない。
性格は凶暴で力が強く、おおよそペットには不向きな性質を持つ。
こんな生物をアイドルの撮影に使うはずは無いだろう、というか自分がプロデューサーなら止めるわ。
最近は、ほぼジャンガリアンかキンクマくらいで稀にロボロフスキーを診察する機会があるかどうかといったところだ、こいつらの性格は大体温厚でペット向きだ。
であれば甜花ちゃんの足に乗っかっている謎の生き物は何なのか、品種改良によって生まれた新種のハムスターではないだろうか?
クロハラハムスター並みの体格と寿命とジャンガリアンハムスターの温厚さ愛らしさを併せ持つ品種か。
シャニマスプレイヤーならご存じの通り、シャニマス世界では非アイドルの一般人ですら容姿のレベルが非常に高い。
モブのレベルの高さから、ヒトでも品種改良が行われており、ブサイクは淘汰されてしまっている世界観なのは確定的に明らかなのだ。
であれば、カワイイことが求められるペットも現実よりその方向へ品種改良が進んでいると考えることが自然だろう。
このカードのコミュでも、チンチラに噛まれることを微塵も警戒していないスタッフやアルストロメリアの面々の態度を考えると、噛んでくるような小動物は想定できないくらいペットたちの品種改良の進んだ世界であることがよくわかる。
そんな世界なら今の仕事もっと楽なのになぁ…
色々とくだらないことを書いていたらそろそろ腰が限界になってきたのでやめよう。
近くの外科でMRIの予約を取ったが、何かが見つかるといいが。
ヘルニアでうめき声をあげながら生活していた母親の気持ちがよく理解できた。
これは解除不能なデバフだわ。
COLORFUL FE@THERS -Luna- 月の輝きに焼かれるぼく
令和3年2月17日が来た。
この日は何の日か?第72回獣医師国家試験の2日目?
そんなことをネタにする訳ないだろ。
1つマークシートずらせ、自信のあるD問題が不適問題になれバーカ
最近は明らかに感情の起伏というか情緒が自分のなかから失われている感覚が増してきた。
本当にこの仕事に対しての情熱や、やる気といったものが見つからない。
これが燃え尽き症候群か…
いや、最初から特に熱意とかなかったわ、例の漫画のハムテルよりやる気ないわ。
個人的にやる気がないと成立しないようなものは仕事ではないと思っているが、そんな業界じゃないのは明らかで、ここが実家でさえなければとっくに臨床からは離れているだろう。
無給の休日出勤すら厭わない勤務医の先輩には”自分の担当した子が心配じゃないのか?”と怒られる。
しかし数年後生きているかわからない他人の家族よりも、外科にも臨床にもセンスがない自分の将来の方がよほど心配だ。
飼い主とのコミュニケーションで疲れ果てるぼくには、”給料分のやるべきこと”以外に向ける感情なんてもう持ち合わせていないし、この業界は大して給料が良くない。
もう限界だ…そもそも生き物に針なんて刺したくないし、8時には家に帰宅できていて、土日祝休みで有給の存在する仕事をしたい…
おかげでイベントとは無縁な生活だ、MUSIC DAWNも、Stella、Lunaのリリイベも。
3rd LIVE TOUR PIECE ON PLANETも全部だ。
一体おれは何のために働いているんだ?
そんな惨めで滑稽でつまらない話は置いておいて、シャニマスの話をしよう。
何といっても令和3年2月17日は
THE IDOLM@STER SHINY COLORS COLORFUL FE@THERS -Luna-の発売日である。
このアルバム、視聴動画の時点で間違いなくStella以上の名盤になるであろうことは間違いなかったけど、全曲FULLで聴いて確信に変わった感がある。
シャニマスくんさぁ…こんなアルバムをリリースして誇らしくないのかい?
とりあえず最高だったので各楽曲の感想でも書き散らしていこうかと思う。
1.リフレクトサイン
イントロのピアノからとにかくカッコいい。
アイドルの輝きをプロデューサーの光を反射する月に例えた歌詞だ。
このジャケットに並んでいるのがめんど……個性的なキャラばかりなので、そんなのを相手にするシャニPの心労を考えると、確かに輝いているのはシャニPなのかもしれないと納得してしまう。
ちなみにぼくはシャニPは”シャニP”というキャラであって、プレイヤーの分身ではないよ派です。こんな高身長コミュ力お化けイケメンに自己投影できるか!
2.誰ソ彼アイデンティティー
ここまで120点満点のキャラソンは見たことがない。
パーソナルカラーの紫と、斜に構えて天邪鬼な内面が見える歌詞と曲の構成。
FULLだとさらに二転三転する構成がまさしく何事も素直には表現しない摩美々を表しているんだろう。あと斜めに引いたラインって直接あの前髪のこと言ってるのかね?
3.わたしの主人公はわたしだから!
ハードでシャレオツな曲の多いこのアルバムの中で、浮いているポップでハイテンポな曲に聴こえるが、歌詞がね…もう泣きそう。
ぼくだってさ、何事も、仕事も、ちゃんとそつなくこなしたいよ…
本当になんで自分だけいざって時に冷静になれないんだろうな…
WINGの時のお前はノクチルの誰よりもアイドルだよ…間違いなく主人公だよ…
4.また明日
個人的Pafumeっぽいシャニマス曲1位だったハピリリを抜いて1位に浮上してきた曲。
ってかアレだろアレ、マカロニっぽい。ぼくは好きです
5.常咲の庭
はえー和モチーフできたかー、って感じだったけど、FULLになると歌声に籠る情緒がさらにヤバいことになってて草。
でもシャニPは誰に歌ってる曲か気づかないんだろうなぁ
6.プラスチック・アンブレラ
イントロからして強い。もう視聴動画の時点で間違いなく名曲だったけれど、
2番の歌詞の ”ぶつからないように 隙間を縫ってきたの”
”わかってほしい わかられたくない わからないでいてね”
まさしく三峰結華の曲だ。マジで湿っぽい神曲。
シャニPはどんな顔してこの曲を三峰のもとに持ってたの?
7.Going my way
ちゃんとクール系の曲で良かった…さなぴーはガッカリでしょうけど。
8.雪・月・風・花
霧子の歌声と合わせてなんというかこう…
アトリエのOP感だ!左先生の絵柄で霧子が見たい
9.スローモーション
このアルバムのラスボス。この曲のために企画したんじゃないかってくらいアルバムのラストにふさわしい名曲。
たぶん灯織担当だったらボロボロ泣いてる。
正直危なかったもん、1番を丸々イントロ扱いする曲の構成が反則だと思う。
”一人で平気だと思っていたよ でも最近じゃ 帰り道すら 寂しくなるの”
ここからラストまでがもう本当に泣ける、最高。
いろいろ書いたけど名盤だから、買おう!買え!
あと次回アンティーカイベがすごく楽しみ。
なんといっても摩美々の部屋が背景なんだぜ!?
本当にカメレオンをあんなケージ(画像左)で飼っているのか、個人的に気になって仕方がない。たぶん体調崩すぞ。
実はリビングにクソでかい1m×1m×2mケージがあるんだろ?
人の飼育環境を見るのがすきなんだ。見せてくれよ摩美々!
あと咲耶が曇りそうでベネ。
担当アイドルが曇る昏い愉しみをぼくに感じさせてくれ!
仕事を辞めたい男から見る 職業:アイドル
今更なんだけれどもアンティーカの新曲ほんとにすき
メタルがすきだからアンティーカすき
ジャケットも最高にすき
そんなことは関係なく、病院を移り半年近く経って臨床を辞めることばかり考えている
もはや転職サイトを眺めることくらいでしか気晴らしが出来ない、食欲は沸かないし、下痢は治らない。
視界の隅に張り付いている広告のリンク先によるとぼくは軽度の抑うつ状態らしい、原因ははっきりしている。仕事が合っていないのだ。合わない薬を変えるように仕事を変えなければいけない。
愚者は経験に学ぶというが実際に経験しなければわからない事はたくさんある。
- ぼくは動物の命を救うこと、苦しみを取り除くこと、飼い主から感謝されることにやりがいや達成感を感じない人間であった。目の前の命より自分の睡眠時間の方が大事だった事。
- この業界は想像以上に仕事が好きで向上心のあるヤツばかりだという事。
- 明らかに他の人間よりとろくて要領が悪い、おそらくワーキングメモリが少ないのであろう。
- そして意外だったが年収なんて300万ちょっとあれば不自由なく過ごせる事。
- ぼくは特段やりたい仕事があるわけでもなく自分の生活費を稼げれば満足な事
- 土日祝に取れない休みは人を孤独にする事。
- 診察してみると意外と銀鳩は大人しい事。
…こうして並べてみると臨床を続ける理由なんて欠片も無いことが良く分かる。
このまま続けていてもぼくは平均以下の無能な勤務医にしかなれないし、そんなやつを飼ってくれるような余裕のある動物病院はまず存在しないだろう。
そもそもこれっぽちの収入で命を扱う責任と高度な専門知識を要求しようというのがおかしいのではないか?長い人生で続ける”仕事”として成立させるにはあまりにも個人の使命感、やりがい、向上心に依存しすぎている。
動物病院で働く獣医師はそんなハードな仕事を選ばなくても食っていける資格を持った人たちなのに…
シャニマスの話をしよう
そんな事ばかり考えているなかノクチルのファン感謝祭シナリオが実装された。
特にアイドルという仕事やファンとの関係性をはっきりと描かれていない樋口円香はどうなるのだろうと思っていたが、登場して半年以上経過しようとも完全にはアイドル堕ちしない樋口円香という少女。
そもそも僕が今いる業界は彼女たちの世界のアイドル業界に近いものがあると思っている。給料や福利厚生よりも、やりがいや達成感で働き、その職業自体への憧れが前提として必要な仕事なんだろう。
ぼくが辞めるつもりの小動物臨床も間違いなく”かっこいい”仕事のうちの一つだ。
そんなアイドル業界に憧れではなく”大切な幼馴染と一緒にいたいから”なんて理由で飛び込んだ彼女にはある種の共感を勝手に覚えてしまう。
そんな樋口円香も仕事自体には間違いなく真摯で結果を出している(ぼくと違って)。
求められるパフォーマンスの為には努力を惜しまないし、しっかりアイドルとしての樋口円を演じることができるだけの能力を備えている一方、他人からの期待に応えられないことを恐れる非常に人間らしい弱さも持ち合わせている。
そんな彼女の本心は、そんなこと思ってもないだろと突っ込みたくなる演技もあいまって非常にわかりづらく描写されている。
WING敗退で判明するのは、あれだけ嫌がっていた”暑苦しさ”が自分の中にもあるけどもそれを認めたくないことだが、優勝した後でもはっきり言及されることは無く、とにかくアイドルという仕事に対するスタンスが固まっていない感じがする。
明らかに情熱や熱意の劣っている自分が評価されることに対する不信感を抱いているのは、幼馴染と一緒にいたいという欲望のためにアイドルを始めたことに対する負い目みたいなものが根底にはあるのではないかとぼくは勝手に思っている。
葛藤や自己矛盾を抱えながら。ある意味冷徹な視線を持ちながらアイドルを続けるキャラがいてもいいのではないか?
きっとそんな姿勢でもアイドルを続ける姿は、別に好きでもない会社の言うことを聞き、やりがいもない仕事を続けるプレイヤーの心に響くと思う。
シャニPに完全に堕ちるのは構わないが、アイドルに完全に堕ちるのはやめて欲しいと思うのはぼくが歪んでいるからなのだろうか?
シャニマスというゲームに登場するアイドルと動物達について
ふた月ほど前、少女の歪んだ自意識と関係性に興奮するオタクである友人に唆されてシャニマスを始めた。
言われるままに”芹沢あさひ”なる目にハイライトのない少女をプロデュースし始めたのだが、まぁ絵が動く。マジでシナリオに気合が入ってる。ただの属性の集合ではないキャラクター造形を追求する姿勢が伝わってくる。
曲もいい。
女の子は目にハイライトが無いくらいがちょうどいい。
なんかすごいゲームだ。
そう思い始めた直後によくわからんトーナメントの準決勝で敗退してしまった。
死にゲー好きな自称硬派ゲーマー(笑)としてはこのまま引き下がれない。
生まれて初めて悔しいと語る少女に共感したぼくは、そのままこのゲームにハマり、6年続けているグラブルを遥かに凌駕する勢いで課金を重ねるのだった。
確かにこれは怪文書と相性がいいゲームだ、始めたばかりでも考察する余地がいろいろあるし、キャラクターの解釈を友人と議論するのが楽しい。
そんなわけで初心者の感想とアイドルが登場する動物たちについて書き散らすことにする。(WINGは一通りプレイした程度の進行度)
イルミネーションスターズ
pSSRをほとんど引けてないおかげでプロデュースできてないので割愛。このゲームの顔なのに…
-
ピーちゃん
イルミネーションスターズ、センターの櫻木真乃のペット
体色とあれだけのなつき方からして銀鳩であることは間違いないだろう。マジシャンの帽子から飛び出してくるアレだ。
ハトを飼育している時点で櫻木真乃は只者ではない。
いくら飼育可能な種類といっても、ぼくは流石にハトを診察したことは無い。
稀に水禽類、猛禽類を連れてくる飼い主は居るし、保護したとか言って拾ったスズメだのツバメだのを持ってくる人もいるが…
(法律で規制されている以上拾わないでほしい…まぁ診るんだけどさ)
ちなみにハトを始めとする都市部の野鳥は様々な病原菌の保有者である、鳥の体温はヒトの体温より高いので病原菌の多くは増殖せず、ヒトの体内に侵入してから増殖する。
そして櫻木真乃は鳥に好かれる性質なのか、そんな野生のハトとよくふれあっている(4コマ、共通コミュ)加えて、学業やアイドルとしてのレッスン、仕事に多忙な日々を過ごしているが、体調を崩す描写がない辺りよほど強靭な免疫系を有しているに違いない。
ほわほわした雰囲気のくせに283プロのフィジカル最強扱いも納得である。
放課後クライマックスガールズ
なんかコミュ見てるだけで脳が回復するユニット。やさしいせかい。曲がすごくいい。
このゲームのキャラクターは割と実在感のある性格の設定がされている中、このユニットのコミュに関しては割と人物描写に関してはファンタジー感がある。
基本的にみんな”いい子”なんだ。めんどくさそうな子が一人もいない。なのにしっかりとドラマを展開させる辺りライターの本気を伺わせる。
ばくは特に杜野凛世が好き。実家が鳥取なのになぜか聖蹟桜ヶ丘で切れた鼻緒を結びなおしてもらうという少女漫画チックな出会いをしたのち、そのプロデューサーに惚れてアイドル活動を始めるという筋書きだ。
基本的にサービスが続くことを前提としているソシャゲにおいて、プロデューサーと結ばれる(=エンディングを迎える)ことは基本的にあってはならない。そういった意味では運命に負け続けることが宿命的に決まっているヒロインであると言える。
負けヒロインだいすき侍のぼくとしては推さざるを得ない。
健気で一途な美少女が主人公に選ばれずに散っていくのはもののあはれだと思う。
そんなわけで水族館に置き去りにされて目にハイライトが無いコミュには大変興奮した。
というか凛世のコミュってどっちかというと凛世に感情移入させるように描かれてない?
-
マメ丸
アイドル小宮果穂のペット、柴犬、”小さいころから一緒”という果穂のセリフから少なくとも6歳以上の中年齢であると考えられる。性別は…生殖器見えないし雌…?
手持ちのカードが少なすぎてよくわからない(白目)。
”ふれんど日和””潮騒のシーショア”などの描写から主人以外が触っても大丈夫なタイプの柴だが、果穂の静止を無視して物を噛んではしゃぐ描写があるので検査台の上では要注意か。
少なくとも飼い主以外一切触れないダークサイドの柴犬ではなさそう。
- カトレア
愛知出身のご令嬢、有栖川夏葉のペットであるゴールデンレトリーバー。
間違いなくひとり暮らしの女子大生が飼う犬種では無い。そもそも実家から連れてきたのか、上京してから飼い始めたのかも不明。多分雌。
顔つきや毛色からしてアメリカ系のゴールデンレトリーバーだろう。
何気に超高級なアイテムがしれっとイラストに登場するシャニマスだから、珍しいイギリス系のゴールデンも登場するかと思ったがそうではないようだ。
”ふれんど日和”でのセリフから考えるに散歩は毎日連れて行ってもらっているらしいが、本当に夏葉は一人暮らしなのか?お手伝いさんでも雇っているのか?あのレベルの家に住んでいる時点でそんな人がいても不自然でないのが恐ろしい…
逆にダンベル片手に毎日ゴールデンレトリーバーを散歩させていても絵になりそうなのが有栖川夏葉の凄まじいところ。
アンティーカ
クール系ボーカルユニット?センター以外一筋縄ではいかない女の子しかいない
あと曲が良い。一生ツーバス踏んでろって感じのクサメタル好きにはたまらない曲しかない。1回聞いてみてほしい。ってか聞け
- エンツォとモンド
この記事を書こうと思った理由の二匹だ。
運命の出会いガシャを回し始めてぼくは思った
この子爬虫類とか飼ってそう(偏見)
ヒョウモントカゲモドキとかコーンスネークとかの可愛い系の爬虫類飼ってそう(色眼鏡)
2週間ご飯食べないとかの微妙な主訴で来そう(先入観)
次の10連…
いや飼ってるんかい!!
まずはカメレオンのエンツォ。
サイズとカスク(頭のアレ)を考えるとパンサーカメレオンだろうか、エボシカメレオンのメスの可能性も捨てきれない。どちらもメジャーな種だから判断がつかない。
次にヒョウモントカゲモドキのモンド。
まず間違いなくモルフはハイイエローだろう。一番メジャーな体色だし。
さて、爬虫類の診察をする際に絶対に欠かせないのは飼育環境の問診だが、その飼育環境がこちら(拾い物で申し訳ない…どのカードのコミュ?)
上段にカメレオンらしき生物が見える、多分このアクリルケージで飼ってるのだろう。
下段のモンドのケージはいい、ヒョウモントカゲモドキはかなり適当なレイアウトでも問題にはなりづらいからだ(シェルターが見えないのが気になるが…)。
しかしエンツォのケージは間違いなくカメレオンを飼う環境ではない。
ケージの高さが足りなさすぎるし、行動できるスペースが少ない、ホットスポットも無い。何なのだこれは…
これはまみみがガチの飼育初心者なのか、あれはカメレオンではなくイグアナ系の何かで2匹以外の爬虫類も飼育している可能性が…?
シャニマスは背景にも妙に凝っている部分が多いのでつい考えたくなる。
(もしくは背景担当者のリサーチ不足か)
とにかく爬虫類の飼い主にパンキッシュな感じの女子がそこそこいるのも事実で、
シャニマスのどこか現実感のあるキャラ造形へのこだわりを強く感じた。
- 白瀬咲耶
283プロダクションの誇る歌って踊れる王子様系大型犬アイドル…
という冗談はさておき、現在ぼくの再押しのアイドルだ。
容姿端麗、学業優秀、スポーツ万能、隙あらば可愛い女の子を口説きにかかるし、自分の魅せ方を知っていてアイドル業にもストイックに向き合う完璧超人としか言いようがないキャラクター。
プロデュースしていても途中まで「プロデューサーいらないんじゃね?」と思うほど一人で進んでいく彼女だが、上の画像のコミュ辺りからただの強キャラでないことが判明していく。
かつて幼いころに独りぼっちで父の仕事の帰りを待つことの多かった彼女は、ひとりになることへの軽いトラウマを持っているのだ。人とのつながりに敏感になる理由がここで語られる。
キャラクターのパーソナリティに納得のできる理由が用意されているのがシャニマスのすごい所だと思う。
さらにファン感謝祭シナリオではユニットの仕事が減ってきただけで勝手にユニット解散の危機を感じてメンタルを崩し始める始末。
完全に分離不安のストレスで体調を崩す大型犬じゃないか…(歓喜)
そんな風に思っていたらネット上でも大型犬扱いされてて笑った。
プロデューサーに対して(今は亡き?)父親への愛情に似た倒錯した感情をかかえているであろう描写といい最高にめんどくさそうで可愛い。
他ユニットには動物が登場しないのでパス
終わりに
とにかくそのキャラのコミュを読みたいなら全力でガチャに付き合わなければならない恐ろしいゲームだ。ここまでガチャを回さないと何も始まらないゲームは見たことがない。おかげでもう2万は使ってる、これまでのソシャゲの中で最もハイペースだ。
というわけでみんな!
野生動物は拾わないようにしようね!
さよなら、無職(とうめい)だった僕
5月末。ぼくは仕事を辞めた。
しかもラストの出勤日に、近所の動物病院に勤める友人から偶然飲みに誘われるサプライズ付きだ!こいつは幸先がいい!
もう早起きしなくてもいいし、まるで向いてない接客もしなくていいんだ!
本当にこの解放感は筆舌に尽くしがたい。まるで麻薬だ。きっと世の無職はこの快感に魅入られて無職をくりかえしてしまうのだろう、そう思わせるほどの恍惚感がぼくを包み込む。
……駄目だ、これはクセになる、戻れなくなる。
(順調にキャリアを重ねる友人に言いたい間桐慎二クンのセリフ)
それでも悲しいことに、たまにカルテが書けなくなってきた親父のいる実家に戻る準備期間でしかないんだ…
(ちなみに獣医師の再就職はある程度選んでも自分の飯には困らない程度にはあるし、地方公務員に至っては日本語で会話できるなら余裕なんて言われているレベル)
そしてぼくの貴重な無職の期間はApex Legendsに浪費されることになる。
うんこちゃんやVtuberのApex配信を見てApexして寝るだけのクソ無職が誕生した。
引っ越しの準備が間に合わず、引っ越し当日に大量のゴミを残して不動産屋に怒られるオチまで付くダメ人間さだ。
そして実家の病院で下働きをする毎日になり現在に至るのだった。
そんな毎日に友人に誘われて始めた「THE IDOLM@STER SHINY COLORS」にドハマりすることになった。
これまでアイマスシリーズをエロ同人でしか知らない人間がまともにハマるとは思っていなかったのでその軌跡について書いていくことにする。
少なくとも5年以上やってるグラブルの総課金額は早々に突破している。
社会人は最高だし、apple storeの指紋認証は最高だぜ!(認証に成功する音)
シャニマスはいいぞ!(続く)